ABOUT

SHIHARAは、これまで不可欠とされてきた構造をデザインに取り込むことで、ジュエリーの意義や目的を再構築し、身につける人の自己のあり方を支える本質的な視座を提示します。

ピアスのキャッチやネックレスのクロージャーそのものを意匠とする構造は、装着という行為に、自ずと輪郭をもたらします。本来、人の根源的な願いや欲求をかたちにしてきた宝飾品という存在に対し、その身につけ方から問い直すこのアプローチは、ジュエリーが身体的だけでなく心理的にも結びつく関係性をあらたにしています。

SHIHARAが求める精緻な構造は、すべて職人の手で仕上げられます。形成、研磨、ストーンセッティングなどの複数の工程には、それぞれ専門的かつ高度な職人の技術を要します。自社スタジオを設立し、近年減少傾向にある職人の技術の継承と深化に取り組んでいます。
SHIHARAは、透明性の高い調達と流通を通して、お客様の手に届くまでのプロセスを明確にします。
ダイヤモンドの場合、紛争の資金源となるコンフリクトダイヤモンドの不正取引防止を目的とした国際的な証明制度(キンバリープロセス証明制度)の参加国のみから仕入れています。そのため、原石の輸出入時に輸出国政府が発行する「キンバリープロセス証明書」(紛争ダイヤモンド非該当証明書)の添付を義務付けています。
SHIHARAのジュエリーに使用しているゴールドもまた、ロンドン地金市場協会(LBMA)認定企業より調達しています。1987年にロンドンで設立されたLBMAは、世界最高水準の品質と人権侵害や紛争加担を回避した責任ある素材調達のガイダンスの制定や監査管理を行っています。